凝固 カスケード。 トロンビン

凝固因子の覚え方・ゴロ

凝固 カスケード

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May 2007. Degen S: Prothrombin. In: High K, Roberts H, eds. Molecular Basis of Thrombosis and Hemostasis. New York, NY: Marcel Dekker; 1995:75. 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 外部リンク [ ]• ペプチダーゼとその阻害剤に関するオンラインデータベース:• - : アニメーション• : PDBで利用可能なヒトトロンビンの構造情報• : PDBで利用可能なマウストロンビンの構造情報 この項目は、に関連した です。 などしてくださる(/)。

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DOAC(直接経口抗凝固薬)の作用機序と薬剤一覧のまとめ【心原性脳塞栓症】

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ヘパリンとワルファリンの違い ヘパリンとワルファリンは共に抗凝固薬であり、凝固因子の働きを阻害して血栓形成を抑制する。 ヘパリンとワルファリンは凝固カスケードにおいて作用する場所が異なる。 結果的にフィブリノーゲンからフィブリンへの凝固反応がストップし、血栓ができにくくなる。 凝固カスケードの図 適応は共に肺塞栓症、脳梗塞、静脈血栓症などの血栓塞栓症である。 脳梗塞に関しては心原性血栓予防のために用いられる(by心房細動)。 ヘパリンとワルファリンを切り替えて使うことは多々ある。 例えば塞栓症ではまず線溶療法を行い、続いて即効性のあるヘパリンを用いて、最後に持続時間の長いワルファリンに切り替えて治療する。 【それぞれの特徴】 ヘパリン 効果発揮までの時間が短い。 作用持続時間も短い。 ヘパリン起因性血小板減少症という重篤な副作用あり ワルファリン: 効果発揮まで時間かかる。 作用持続時間が長い。 妊婦では使用禁忌。 相互作用を示す薬剤が多いので併用薬に注意。 納豆などビタミンKを含む食事を控える必要あり。 副作用としては共に出血があるので高リスクの患者では禁忌。 また、ヘパリンに関してはヘパリン起因性血小板減少症の既往歴があれば禁忌であり、ワルファリンは妊婦で禁忌となる。

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血液・呼吸器内科のお役立ち情報:凝固カスケード(PT&APTT):血液凝固検査入門(13)

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