ニーズ と ウォンツ。 マーケティングに必要なニーズ、ウォンツ、シーズの意味とは?

患者満足度を上げるための「ニーズ」と「ウォンツ」の違いとは?

ニーズ と ウォンツ

でも、「ウォンツ」という言葉には、あまりなじみがないのではないでしょうか。 ニーズとウォンツは、どちらも顧客の 「欲しい」という願望をあらわすマーケティング用語ですが、 似て非なるものです。 実は、あなたがニーズとウォンツの違いを正しく理解することは、現代日本のビジネスで成功する上で、非常に重要なポイントです。 今回は、2017年に起きた「将棋ブーム」という事例を使って、 ニーズとウォンツの違いや、 これからの起業家が目指すべきビジネスを解説します。 現代日本で本当に儲かるビジネスとは? 史上最年少棋士・藤井聡太の登場により、日本で空前の将棋ブームが起きたことは、あなたも記憶に新しいですよね。 ブームのピークは、藤井四段(当時)が29連勝した、2017年夏ごろでしょうか。 当時、将棋本や関連グッズは売れに売れまくり、品切れを起こしました。 各地の将棋教室は、入会希望者が多すぎて、何ヶ月も順番待ちになったそうです。 ここで、ひとつの 思考実験を行ないましょう。 もし、あなたが将棋連盟の会長だったなら、この状況でどんな手を打つでしょうか? たとえば、品切れを解消するために、将棋本や関連グッズを作りまくるでしょうか? それとも、順番待ちをなくすために、将棋教室を増やしまくるでしょうか? 僕は、どちらも得策だとは思いません。 なぜなら、それらは 「ニーズ満たし型ビジネス」だからです。 現代日本において、ニーズ満たし型ビジネスは儲かりません。 本当に儲かるのは、 「ウォンツ創出型ビジネス」です。 ニーズとウォンツの違い では、ニーズとウォンツとは、いったい何なのでしょうか? ニーズとウォンツは、 似て非なるものです。 どちらも、「欲しい」という人間の欲望にねざしているところは同じですが、そもそもの「欲しくなる動機」が違います。 どういうことかというと・・・ 戦争で焼け野原になった日本。 ニーズはモノがないところに生まれる。 ニーズが生まれる場所として、一番わかりやすい例は、 高度経済成長期の日本です。 今から約70年前、日本は戦争に負けて、焼け野原になりました。 そういう「モノがないところ」にニーズは生まれます。 高度成長期の日本人は、 「モノが足りないから欲しい」といつも思っていました。 だから、どんな商品でも、作ればバカみたいに売れました。 1960年代に、日本が 年10%も急成長できたのは、 どこにもモノがなさすぎて、作れば作るだけ売れたからです。 こういうビジネスのことを、 「ニーズ満たし型ビジネス」といいます。 けれども、ニーズの時代は、長く続きませんでした。 先人たちの努力の結果、あっという間に、日本はモノであふれかえるようになりました。 そのため、1970年代には年4%成長に鈍化し、1990年代からはずっと年1%成長です。 つまり、今の日本が不況なのは、モノであふれてしまい、ニーズがなくなったからなのです。 ウォンツ創出型ビジネスとは? 「痩せたい」は強力なウォンツ 一方、人間のウォンツを刺激することができれば、ニーズが満たされている現代日本でも、顧客に「欲しい」と思わせることができます。 しかも、かなり儲かります。 このようなビジネスのことを、 「ウォンツ創出型ビジネス」といいます。 たとえば、ダイエットだと、 10キロ痩せた状態になりたい。 婚活だと、 愛する人と結婚した状態になりたい。 受験だと、 志望校に合格した状態になりたい。 このようなウォンツを喚起するために、企業は日夜努力を惜しみません。 そして、これらのウォンツに対して、人々は喜んで大金を払います。 たとえば、あなたが「100万円払ってでも10キロ痩せたい」と思っているなら、10万円くらい余裕で払いますよね? それと同じで、「1000万円払ってでも、子供を志望校に合格させたい」と考える親なら、塾に100万円払うくらい余裕です。 なお、これは商品価格を決定する際の基準になりますので、ぜひ覚えておいてください。 これからの起業家は「ウォンツ創出型ビジネス」を目指せ! 入門者が殺到する将棋教室 出典: ところで、2017年に日本で起こった将棋ブームは「ウォンツ」が創出された事例だということに、あなたはお気づきでしょうか? なぜ将棋グッズは売れまくり、将棋教室は入会待ちを起こしたのか? その理由は、日本に 「ニーズ」が生まれたからではありません。 実は、メディアによって、偶然にも 「ウォンツ」が創出されたからです。 つまり、人々は「生活に将棋が足りない(=ニーズ)」から欲しがったのではなく、 「藤井聡太のような状態になりたい(=ウォンツ)」から欲しがったのです。 ですから、もしあなたが将棋連盟の会長だったなら、そこを見誤ってはいけません。 「ニーズを満たさなければ」と考えて、将棋教室の数を増やしたり、入門書を大量に印刷したりしても、 いずれ必ずブームは終わります。 そうではなくて、あなたが目指すべきなのは、 ウォンツ創出型ビジネスです。 つまり、「藤井聡太のようになりたい」という人々のウォンツを刺激して、顧客を囲い込むのが最善策です。 たとえば、将棋教室に 「藤井聡太養成コース」を設ければ、親は高い授業料を払ってでも、子供に習わせたいと思うでしょう。 「100万円払ってでも、子供を藤井聡太みたいにしたい」と思う親なら、10万円くらいなら余裕で払います。 「1000万円払ってでも、子供を藤井聡太みたいにしたい」と思う親なら、100万円くらいなら余裕で払います。 また、藤井七段がここまで強くなれた KSF(成功の主要因)は、 「詰将棋」と「AIの活用」です。 そこで、これらを将棋教室のカリキュラムに組み込めば、顧客満足度はかなり高まるでしょう。 さらに、低年齢の子供を優遇したり、(=生涯顧客価値)を高めるための施策も、いろいろできそうです。 ・・・妄想はふくらむばかりですね。 笑 このように、これからの起業家は、「ウォンツ創出型ビジネス」を目指しましょう。 なお、次の記事でも、 ウォンツ創出型ビジネスの具体例をお話ししています。 ・ニーズ満たし型ビジネス ・ウォンツ創出型ビジネス という言葉もより理解が深まります。 足りないものを作ってあげるのではなく、憧れを見せて「こんな状態になりたい!」という欲求を刺激してあげる。 そして、「いくら払ってその状態になりたいですか?」の10分の1の価格であれば、喜んで人は支払ってくれる。 単価の高いサービスを提供するためには、まず自分が勉強をして、専門分野に対する知識・経験を高めていく必要性を感じました。 ずーみーさんの動画セミナーを観て「ずーみーさんのようになりたい!」と感じたのは、ウォンツ創出型ビジネスの流れということですね。 自分自身や自分自身のサービスが人のウォンツを喚起できるように考えていきます。 引き続き、よろしくです! ニーズ:〇〇が足りないから欲しい ウォンツ:〇〇という状態が欲しい ということを学びました。 今までのお客様への自分の対応は、ニーズだけでした。 これではいずれお客様が飽きて終わってしまうと危機を感じていました。 これからは、お客様のウォンツを刺激して、どんなふうになりたいか?を対話でヒアリングしていこうと思いました。 まずは、お客様が何を望み、どんなふうになりたいかの現状把握から始めます。 そして、それを叶えるプランをご提案し、お客様が飽きずにたのしみながらウォンツを満たせるようなビジネスを作ります。 それによって、私もお客様も楽しめるwin-winなビジネスが出来上がります。 ビジョンが明確になるとても良い知識を学ばせていただき、ありがとうございました。 知識に留めず、実践に移していきます。 はじめまして、ずーみーです。 2015年にデジカメ1台で起業しました。 起業したきっかけは、テレビ制作会社をクビになったからです(涙) 現在は、映像制作のかたわら、 ブログ起業コンサルタントとしても活動し、主宰するオンラインサロンでは、70人の生徒に1PVあたり10円以上の 高単価ブログの作り方を教えています。 ちなみに、当ブログは、最高で1PVあたり92円(月間2. 5万PV、月収230万円)を達成した高単価ブログです。 僕の信念は 「ブログ起業で苦労する人をひとりでも減らしたい!」ということです。 当ブログでは、自分自身が苦労や失敗した経験をもとに、ブログ初心者が 1年以内に月収10万円以上稼げるようになるための知識をどんどん共有します!.

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ニーズ・ウォンツ・シーズの違い

ニーズ と ウォンツ

モノ・情報があふれる現代において、売れる営業になる1つの条件。 それは「欲求」や「感情」にアプローチすることです。 そのために必要なのが、「ニーズ」と「ウォンツ」。 この違いが分かると…• 「高いから要りません」と値段で断られない• 「イメージと違う商品でした」と言われない• 「興味ありません」という人にも売れる などメリットがあります。 今回ご紹介するのは、僕がスゴ腕営業マンに同行したり、様々な経営者から得たノウハウです。 かならず何かあなたのヒントになるはずですよ。 僕もそのおかげで、実際に未経験から営業マンとして700万円分の教材を1ヶ月で売り上げることができています。 では、さっそくいきましょう! もくじ• ニーズとウォンツの違いとは? まず最初に、マーケティングにおける、ニーズとウォンツの意味と違いを押さえましょう。 直訳すると、意味は以下のとおり。 ニーズ(needs)…必要性• ウォンツ wants …欲求 1つずつ見ていきましょう。 ニーズとは? ニーズとは、 「欲求が満たされていない」状態・必要性のことをいいます。 これは欠乏状態とも言われ、「解放されたい!」という思いが大きいのが特徴です。 「お腹が空いたから、牛丼が食べたいなあ」という時には、「お腹が空いた」がニーズだと言えますね。 他には、以下のようなものがあります。 将来が不安• モテたい• 上司に認められたい その「ニーズ」は、お客さんが気づいている場合もあるし、ない場合もあります。 よって、以下の分類がされています。 気づいている場合…顕在ニーズ 気づいていない場合…潜在ニーズ 例えば、「資格が欲しい!」というAくんがいたとします。 気づいている、つまり顕在ニーズは「資格が欲しい」ですよね。 しかし、本当に満たされていない潜在ニーズは「将来安定したい」や「上司に認められたい」などが考えられます。 この気づいていない「潜在ニーズ」は重要なので、あとで詳しく解説しますね。 ウォンツとは? 一方、ウォンツは具体的な商品・サービスが欲しいという気持ち(=欲求)のことです。 「お腹が空いたから、牛丼が食べたいなあ」の、「牛丼が食べたいなあ」の部分が、ウォンツですね。 つまり、 ニーズを解決するために、ウォンツは生まれるのです。 先ほどのニーズが、ウォンツになると以下のとおり。 違いを具体例でチェック! ではここで、有名な言葉を紹介します。 以下の文において、「ニーズ」「ウォンツ」は何でしょうか? 昨年、4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人びとが4分の1インチ・ドリルを欲したからでなく、4分の1インチの穴を欲したからである。 『マーケティング発想法』レビット博士 人々は、「穴が開けたいし、ドリルが欲しいなあ」と人は思ったはずですよね。 つまり、以下のようになります。 穴をあけたい=ニーズ• ドリルが欲しい=ウォンツ しかし、です。 「穴が欲しい」という人が全て、ドリルを買うかというと、そうではないですよね。 「穴が空いた板」や「キリ」を買っても良いはずです。 しかし、なぜドリルが売れたのでしょうか? それは、 「快適に作業できる」「スピードが速い」「カッコイイ」など、ドリルのメリットが認められたから。 つまり人々は、以下の潜在ニーズも持っていたのです。 快適に作業したい• 速く終わらせたい• かっこいいものが欲しい その潜在ニーズのおかげで、「穴が欲しい」人に、「ドリルが欲しい」というウォンツが生まれ、商品は売れたのですね。 これを「ニーズ」「ウォンツ」が強い、と表現します。 強いニーズとウォンツが揃った商品は、売れに売れるのが特徴ですね。 営業にとってのニーズとウォンツとは? というわけで、営業においても強い「ニーズ」「ウォンツ」を引き出すことが重要になります。 営業の役割は「ニーズ」「ウォンツ」を作ること 先ほどの例を、言いかえると以下のとおり。 ドリルが欲しい人は、ドリルではなく、ドリルが生み出す「何か」が欲しかった。 つまり、お客さんが「商品」が欲しいと思うためには「ニーズ」が必要なのです。 これが、営業にとって非常に重要です。 「ニーズ」に気づいてもらい、「ウォンツ」を作り出すことこそが、営業なのです。 ドリルを欲しい人に、ドリルの性能を説明するのは、ただの販売員です。 営業は、「ドリル」を買ったら、「どうなるのか?」を語るのですね。 するとお客さんは、「確かに、そうなったら嬉しいな」とニーズに気づきます。 そこで初めて商品説明をすると? 「そのドリルが欲しいです!」となり、ウォンツができるのですね。 これが、売れる営業です。 しかし残念ながら、多くの初心者営業マンはこれができません。 商品のスペック・性能を一生懸命に説明し、お客さんにうんざりされます。 お客さんが本当に欲しいのは、 「それで、何が変わるんですか?」ということ。 まずはこれを意識してください。 ニーズ・ウォンツが揃う最大のメリットとは? 強い「ニーズ」と「ウォンツ」が揃っている、最大のメリットは何でしょうか? これはズバリ、 「高くても売れること」です。 例えば、弱いウォンツだけだと、 「欲しい」なだけで、高級感や特別感が求められません。 例は以下のとおり。 歯ブラシがほしい• 髪を切りたい• 服を買いたい 弱い「ニーズ」「ウォンツ」なら、 最安値で買いたいのが人間の心理です。 ただの歯ブラシが欲しい人は、200円よりも100円のものを買いますよね。 これに対して、「ニーズ」と「ウォンツ」が揃うと、 「欲しい」と思ったぶんだけ人はお金を使います。 将来も美味しいものをたべるために、歯周病予防ができる歯ブラシがほしい• 憧れの人と同じデザインの服がほしい 僕も理容室で髪を切りますが、1000円カットではなく、4000円の所にいっています。 それはら「あの人なら安心だ」「第一印象を良くしたい」などの潜在ニーズがあり、それに対応する「ウォンツ」があるからですね。 営業は、高額商品を扱います。 つまり、強い「ニーズ」「ウォンツ」を作ることが重要だと言えますね。 ニーズ・ウォンツを意識した、営業事例を紹介! イメージはつかめましたか? ここから実践編として、僕の営業例を紹介します。 僕の営業デビューは、子ども用の学習テキストの営業でした。 そこでの、「ニーズ」「ウォンツ」の違いと、引き出し方を説明します。 ニーズ・ウォンツの確認• 新しいニーズを引き出す• 対応したウォンツを作る の3ステップで解説しますね。 これがニーズです。 なので、「塾」「テキスト」「家庭教師」などを考えている、と言われます。 一応、これがウォンツです。 しかし、ウォンツの幅が広すぎて、高額なテキストは普通は売れません。 「これだけ高いなら、直接教えてもらった方がいいじゃん!」と言われ、安い塾と比べられておしまいです。 例えば、こう聞いてみたとしますね。 それが実現するモノがあったら、欲しいですか? と言うのです。 つまり、「商品」を意識してもらうのですね。 ここで、「要りません」と言うお客さんはいません。 この瞬間、「ウォンツ」が作れたことになりますね。 あとは、それを満たすテキストを紹介するだけ。 これで、商品は売れるのです。 ウォンツを顧客から引き出せる営業になる2つの方法 ここまで、カンタンに説明してきました。 しかし、実際はできるようになるまでに時間がかかります。 僕も最初の数ヶ月は何もできず、苦労したんですね。 そこで、僕が「ニーズ」「ウォンツ」を引き出せるようになった、2つの学習方法をご紹介します。 そもそも、ニーズとウォンツはビジネスでは当たり前の知識。 逆に、ニーズとウォンツだけ学習しても、うまく引き出せるようにはならないんですね。 なので、この機会にビジネスの基本から学習をすることをオススメします。 また、動画で学習すれば、目と耳で何度も体験できるので、より実践的な力がつきます。 僕も、経営者の動画をくり返し聞き、とっさの場で対応できる力を身につけました。 そこで、僕が特にオススメしているのは、 加藤将太さんの動画です。 加藤さんは京都大学でMBA(=経営の修士号)を取得した後、実際に経営者として億単位で売り上げる会社を1人で作り上げた方です。 動画からは、ニーズ・ウォンツはもちろん、様々なビジネスの基本を学べますよ。 加藤さんの動画は有料で、数万〜数十万するのですが、 今なら期間限定で無料で視聴できます。 以下のリンクで視聴方法・注意点などを説明しているので、ぜひチェックしてください。 営業は、いくらニーズとウォンツが理解できても、イヤな印象を与えたり、上司から信頼されていなかったりするとうまくいきません。 つまり、総合力が問われるのですね。 なので、「そもそも自分が優先すべきことは何か?」を考えるのも重要です。 その方法はこちらで紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。 今回は以上です。 また次の記事でお会いしましょう!.

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マーケティングに必要なニーズ、ウォンツ、シーズの意味とは?

ニーズ と ウォンツ

ニーズとウォンツの違いは? ニーズとウォンツは何が違うのでしょうか? ニーズは顧客が抱える必要性を、ウォンツはニーズから生じた欲求を意味します。 以下のように考えるとわかりやすいです。 ニーズ=ウォンツの動機となるもの 具体例でわかる!ニーズとウォンツ 具体例を用いてニーズとウォンツの違いを考えます。 例えば、Aさんは「スポーツジムに通いたい」と考えていると想定しましょう。 Aさんは「スポーツジムに通いたい」と考えているので、ジムに通うことがウォンツであるといえます。 では、Aさんのニーズは何でしょうか? 「スポーツジムに通う動機」がニーズ 先述の定義では、ニーズとは「ウォンツの動機となるもの」であると説明しました。 ニーズを知るためには、顧客の情報を整理することが重要です。 今回の場合、なぜAさんが「スポーツジムに通いたい」と考えたのかを知ることで、Aさんのニーズを理解する手掛かりを得られます。 Aさんに話を聞いたところ、以下のような理由で「スポーツジムに通いたい」と思ったことがわかりました。 ここ1年で体重が5kg増えてしまった• 健康診断の結果が悪くなった• 最近ニュースで肥満が寿命を縮めることを知って怖くなった• 食べることが好きなので食生活の改善でダイエットをするのは難しいと思っている すると、Aさんが「スポーツジムに通いたい」と思ったのは、食生活の改善ではなく運動をしてダイエットをするためではないかと予測されます。 この「今の食生活のままダイエットをしたい」がAさんのニーズです。 改めてニーズとウォンツを整理すると、「今の食生活のままダイエットをしたい」というニーズを解決するために「スポーツジムに通いたい」というウォンツが生まれたといえます。 ニーズとウォンツの関係からわかる4つの顧客属性 ニーズ、ウォンツの違いを理解する事で、見込み客の顧客属性がわかります。 見込み客はニーズとウォンツによって以下の4つの属性に分類されます。 今すぐ客:今すぐ必要であり、商品を欲している(ニーズ、ウォンツともに高い)• お悩み客:必要性はあるものの、どの商品を買うべきか悩んでいる(ニーズが高く、ウォンツが低い)• そのうち客:商品を欲しい気持ちはあるが、必要性を感じていない(ウォンツが高く、ニーズが低い)• まだまだ客:必要性を感じておらず、商品を欲しいとも思っていない(ニーズ、ウォンツともに低い) Aさんのケースで考えると、Aさんがどのように考えているのかによって顧客属性が変わります。 今すぐダイエットしたくて、事務の会員登録を早くしたい:Aさんは「今すぐ客」• ダイエットしたいが、スポーツジムに通うべきか悩んでいる:Aさんは「お悩み客」• スポーツジムに通いたいけど、そもそもダイエットしたい気持ちが弱い:Aさんは「そのうち客」• ダイエットの必要性を感じておらず、スポーツジムにも行きたくない:Aさんは「まだまだ客」 ニーズ、ウォンツによって見込み客の顧客属性がわかると、どのようなメリットがあり、マーケティング施策にどのような影響があるのでしょうか? 4つの顧客属性を意識したマーケティング施策 見込み客の顧客属性がわかることで、潜在層、顕在層に向けてどのようなマーケティング施策を行えば良いのかがわかります。 先ほどのスポーツジムの例を用いて、それぞれの顧客属性に合わせて施策を考えましょう。 「今すぐ客」に対するマーケティング施策 「今すぐ客」に対しては自社のサービスが顧客様の悩みを解決するサービスであることを明示し、申し込みまでのステップをわかりやすく説明しましょう。 今回の例でいえば、ダイエットを考えており、かつスポーツジムへ行きたいと考えている人がターゲットになるので、具体的には下記のような施策が考えられます。 ランディングページを作成し、広告を掲載する• 申し込みフォームの記入項目を厳選する• ダイエットコースがあることを明確にアピールする• Googleマイビジネスの情報を充実させる• 無料体験など、お客様がスポーツジムへ行く動機付けを強める 競合がある中で、自社のサービスを選ぶことで得られるメリットを強調し、申し込みまでの導線をシンプルにすることが重要です。 「お悩み客」に対するマーケティング施策 「お悩み客」はニーズはあるので、ニーズとなっている悩みを解決する手段が自社のサービスであることを伝えることが大切です。 今回の例で考えましょう。 「お悩み客」はダイエットしたいという目的はハッキリしているものの、スポーツジムへ行く必要があるかどうかを悩んでいます。 もしくは、そもそも痩せるために何をすればいいのかを迷っているかもしれません。 具体的には下記のような施策があります。 ダイエットするためにはジムに通うことがおすすめであることをブログなどで伝える• スポーツジムに通うことでダイエットできた事例をウェブサイトに掲載する• お悩み相談など、スポーツジムでのトレーニング以外でダイエットに効くサービスを充実させる 「お悩み客」はダイエットしたいというニーズがある一方で、手段が決まっていません。 そのため、ダイエット食品・ダイエット器具・ヨガ教室などダイエットに関わる全てのサービスが競合になることに注意してください。 「そのうち客」に対するマーケティング施策 「そのうち客」はサービスに対する関心はあるものの、ニーズが弱いため、なぜ自社のサービスに興味を持ったのかを理解し、ニーズを高める施策を行いましょう。 今回の例で考えます。 スポーツジムに興味はあるものの、スポーツジムへ通う動機がない人が「そのうち客」です。 そのため、下記のような施策が有効だと予想されます。 スポーツジムへ通うメリットをブログなどで伝える• 現在スポーツジムに通っている人がなぜ申し込みをしたのかを調査し、その結果をブログなどで伝える• スポーツジムに興味がある人が抱えている悩みを予想して、ランディングページと広告で集客する• スポーツジムの雰囲気がわかるようにウェブサイトを改善する 「そのうち客」が、なぜスポーツジムに通いたいのか、通いたいのに実際に行かないのはなぜなのかを理解できれば、有効なマーケティング施策が思い浮かぶでしょう。 「まだまだ客」に対するマーケティング施策 「まだまだ客」はサービスに対するウォンツもニーズも現在はないので、将来的にサービスに興味を持ってもらえるような長期的な施策を行います。 今回の例で考えましょう。 スポーツジムに対して興味がなく、スポーツジムへ通う動機もない人が「まだまだ客」です。 「まだまだ客」は現在はかかわりが少ないため、興味を持った時にサービスを見つけられる状態を整えることが施策の中心になります。 具体的には下記のような施策が有効です。 ダイエット健康に関する情報をまとめたコンテンツを作る• 運動法、トレーニングに関する情報を伝える• ジムの楽しさが伝わる映像や画像を作成し、ウェブサイトに掲載する 「まだまだ客」を「そのうち客」や「お悩み客」に引き上げるために、ニーズ・ウォンツが高くなるアイデアを考えてください。 マーケティングの施策はニーズ・ウォンツによって変化する マーケティング施策は「広告」「SEO対策」「SNS運用」「イベント」等さまざまな手法があります。 そして、その中から「どの施策を行うべきか?」といったように、ターゲット設定の前にマーケティング施策から考えてしまいがちです。 しかし、マーケティングの施策は顧客のニーズ・ウォンツによって変化します。 ターゲットが「今すぐ客」の場合はランディングページを作り広告を打って集客をするほうが早いですし、ターゲットが「お悩み客」「そのうち客」「まだまだ客」ならば、彼らがいずれ「今すぐ客」になるようにコンテンツを充実させることが重要かもしれません。 ターゲットになる顧客のニーズ・ウォンツを理解し、顧客属性に合わせたマーケティングを行ってください。 イノベーションを起こすためにもニーズの把握は重要 経営において最も重要であるといわれるイノベーションを起こすときにも、ニーズの考え方は重要です。 イノベーションで有名なフォード社の創設者ヘンリー・フォードは、「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。 」と言いました。 この言葉の中で、ウォンツは「速い馬」です。 一方、ニーズは「もっと速く移動がしたい」であるといえます。 ヘンリー・フォードは、顧客の「速い馬が欲しい」という言葉から、速く移動できる「車」という機械を作りました。 顧客のニーズを正確に理解しているからこそ、イノベーションが生まれたのです。 顧客属性に合わせた施策を行おう! いかがですか? 今回はマーケティング用語の中でも、顧客を理解するうえで重要な「ニーズ」と「ウォンツ」について解説しました。 ニーズとウォンツの違いを理解し、見込み客の4つの顧客属性を把握することで、それぞれのターゲットに適切なマーケティング施策を行えるでしょう。 広告を打ったりブログを書いているにも関わらず、求める効果が得られない場合は、サービスに対するニーズとウォンツを整理することをおすすめします。

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