思い出 の マーニー ネタバレ。 思い出のマーニーの感想と評価!2回目の視聴で印象が変わる箇所の物語ネタバレ考察

思い出のマーニーのレビュー・感想・評価

思い出 の マーニー ネタバレ

夏休みを親戚の家で過ごす 札幌市に住む中学一年生の杏奈は幼いころに家族を亡くし、親戚が引き取らなかったため施設で育ちました。 ある日、現在の育ての親である佐々木家に養子に入りますが養父が亡くなってしまい、今では養母と二人暮らし。 養母が市役所から児童手当を貰っていると知った杏奈は、お金と引換えに自分を育てていると独り合点して、わざと養母を他人行儀に「おばさん」と呼んでいます。 肉親との死別や喘息を患っている身の上、養母への不信感などが重なり、人を信じきれず深いかかわりを避けてしまう杏奈。 そんな自分にも嫌気がさしており、いつも暗くて感情を表さない少女になっていました。 杏奈は喘息の発作を起こし早退し、しばらく学校を休むことになりました。 医者から空気の綺麗な場所で過ごすことを勧められた杏奈は、母との関係と喘息の症状を改善させるために、親戚の家で夏休みを過ごすことを決めます。 最寄りの駅に向かうと、親戚のおじさん夫婦が迎えに来てくれていました。 事前に養母から親子関係が上手くいっていないことを聞いていたおばさんは、何も言わずに杏奈を受け入れます。 親戚の大岩家に向かう途中、今は使われていないサイロを見かけます。 大岩家に到着して荷物をほどくと、中には養母から何かあったら手紙をくださいという養母からのメッセージと葉書が入っていました。 おばさんに言われ杏奈はしぶしぶ手紙を書きます。 不思議な少女マーニーとの出会い 葉書を出しに行く途中、海辺に佇む屋敷を見つけました。 初めて見るはずなのになぜか懐かしさを覚えた杏奈は一人で屋敷へと向かいますが、屋敷には誰も住んでおらず荒れていました。 その後、なぜか屋敷の住民たちの夢を見るようになります。 おばさんから誘われて近所に住むのぶ子たちと夏祭りに向かいますが、短冊を書いている途中のぶ子の無神経な発言にいら立ち、口喧嘩になってしまいます。 その場を去った杏奈が向かったのは海。 近くにあった一艘のボートに乗り込み、杏奈は向こう岸にある屋敷へと向かいます。 すると突然、金髪の少女マーニーと出会ったのです。 マーニーは夢の中で、おばあさんに髪の毛を梳いてもらっていた少女でした。 空き家のはずの屋敷には電気がついており、中からマーニーの母親が出てきたため慌てて隠れますが、彼女は気にすることなく、二人は秘密の友だちになりました。 それから毎日一緒に遊ぶようになった二人。 目を離した拍子に彼女が遠くにワープしていたり、不思議な現象が起きます。 お互いをよく知るために3個ずつ質問をした時も、最後の質問で不思議な体験をするのでした。 マーニーの日記 ある日杏奈は、マーニーに誘われて屋敷のパーティーへ花売りとして潜り込みます。 お酒を飲んで眠ってしまった杏奈がテラスで目覚めると、マーニーにダンスをエスコートされました。 不慣れな杏奈がバランスを崩しながら踊る姿にマーニーが笑い、杏奈もつられて笑います。 私をまた見つけてねと、杏奈を抱きしめながら告げるマーニー。 杏奈はなぜか郵便局の前で倒れており、それを見つけた町の人が車で大岩家に送ってくれたのでした。 翌日、杏奈はまた屋敷へ出掛けますが、マーニー達の姿はなく代わりに工事関係者がいたのです。 杏奈が屋敷を描いていると、近くで老婦人も屋敷をデッサンしていました。 彼女から、屋敷に住んでいた少女とは仲良しだったこと、屋敷に今度新しい一家が引っ越してくることを告げられます。 屋敷を訪れると、マーニーがいた部屋には小さな女の子がいて、あなたがマーニーなのかと尋ねます。 その女の子は彩花といい、杏奈にマーニーの日記を手渡します。 日記には杏奈と過ごした思い出が綴られていました。 彩花はこの日記を書いたのが杏奈で、マーニーは杏奈の創り出した空想の友だちだと思い込んでいたのです。 日記を手にした杏奈は、マーニーと再会を果たします。 杏奈は養母がお金と引換えに自分を育てているのだという考えを話します。 すると彼女も、金銭的には恵まれていても両親から構ってもらえず、メイドからはひどい扱いを受けていることを明かしました。 メイドから罰としてサイロに閉じこめられたことがあり、今でもサイロがトラウマになっていることも話します。 そこで杏奈はトラウマを克服するために、嵐の中一緒にサイロへ向かいました。 いつの間にかサイロの中で眠ってしまった二人ですが、気が付いた時にはマーニーの姿がありません。 彼女に置いていかれたと思った杏奈はとてもショックを受け、腹立たしく感じました。 しかし夢の中でマーニーが謝ってくれたので、許すことにしました。 マーニーと杏奈の関係 彩花に呼ばれた杏奈は、日記の残りの部分と一緒にあった絵を渡されます。 屋敷の描かれた絵の裏には作者である久子の名前が書かれており、二人は屋敷のデッサンで知り合った老婦人久子に、マーニーについて尋ねます。 マーニーはお金持ちの屋敷に住んでいましたが、仕事で忙しい父親と外出好きの母は彼女を置いていつも家を留守にしていました。 マーニーの相手は意地悪なばあやとメイドだけだったので、彼女は一人寂しく暮らしていたのです。 そんなマーニーも成長し、娘が産まれます。 しかし夫を病気で亡くしたショックから病弱になってしまい、入院しなければなりませんでした。 娘を育てられなくなってしまったため泣く泣く全寮制の学校へ入学させますが、親子の溝は深くなります。 半ば家を飛び出すように出て行った娘は、子供を産んだ後に事故で亡くなってしまいます。 マーニーは娘の代わりに孫娘を育てます。 久子の話を聞いて、杏奈は自分が大切に持っていた写真が屋敷の写真であったことに気づきます。 そして、マーニーが自分を育ててくれた祖母だったということも。 札幌から養母が迎えに来た時、杏奈は今までの暗く無表情な少女ではなくなっていました。 見違えるほど生き生きとした明るい表情をしていたのです。 養母は、市役所から手当を貰っていたことに罪悪感を感じていたため、杏奈にはその事実を隠していたことを告げます。 手当がなくても自分の娘だと伝える養母を、ようやく杏奈は受け入れることができました。 そして、夏祭りの日に喧嘩してしまったのぶ子とも仲直りをします。 彩花にもまた会おうと約束をしました。 入り江でスケッチをしている久子には、養母のことを「母親」だと紹介し、養母は思わず涙ぐみます。 そして久子には、自分とマーニーについての手紙を書くと約束します。 おじさんの車に乗って駅へと向かっていると、屋敷が見えました。 その瞬間杏奈にはハンカチを振って別れを告げるマーニーの姿が見えましたが、それは風にはためくカーテンだったのです。 序盤から終盤にかけてかわっていく主人公の表情や考え方など、観てる人も一緒に考えさせられる少し切ないけど温かい物語でした。 「メアリ」は6歳の娘と鑑賞しましたが、こちらは鑑賞年齢によって受ける印象も変わってくるのではないでしょうか。 末永く付き合っていきたい、と感じさせてくれる秀作でした。 こういうジブリ作品があっても良いと思います。 しかし、見終わったあと、良い満足感がある。 大きな感動でなくても、心が落ち着き豊かになった気がした。 宮崎駿では描けないような繊細で、人の機微を情緒的に表現する独特な作品。 思い出した時に浸りたくなる、そんな映画。 小さいコも全部は理解できずとも小さな生き物の目線が分かって楽しめると思います。 ハラハラもするしドキドキもします。 そしてとても夢が詰まった内容でした。 トトロ同様物がなくなったのはアリエッティたちの仕業かな?と思っちゃいますね。 主人公2人の関係性がとても静かだけど、強く美しい絆を感じる。 派手さはないが、せつなくて清い物語。 家や小物、一つ一つが可愛いらしく愛着が湧く。 うちの中にもアリエッティがいたらいいなと思います。 狭い世界だけど、とても印象に残る舞台だった。 そこからの冒険で一皮むける、というストーリー。 爽やかな友情も織り混ぜつつ、「魔法が使えなくても勇気があればそれがすべてだ」ということを伝えたかったのかも。 子どもに良い作品だと思う。 もちろん、大人もそれなりに楽しめる。 声優が豪華です!• 特にジブリの中でも海外のファンタジーをテーマにしたものが好きな人にはオススメ。 絵が綺麗。 ストーリーが分かりやすい。 愛するものを大切にしよう。 など沢山のメッセージが詰まった大人も子供も楽しめる映画になっています。 又 観たくなる作品で、ジブリ作品の様にいつまでも親しまれるでしょう。 魔法系は子供にとって魅力がいっぱいです。

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映画『思い出のマーニー』評価は?ネタバレ感想考察/ジブリ最後のファンタジーは記憶と許し

思い出 の マーニー ネタバレ

「思い出のマーニー」のあらすじ 「この世には見えない魔法の輪がある。 ・・・私は外側の人間。 ・・・私は、私が嫌い。 」 と語る主人公杏奈。 ある日、公園でひとりでスケッチをしていた杏奈は、持病である喘息の発作を起こす。 療養のため夏休みの間だけ、頼子の親戚である大岩清正・セツ夫妻の家で過ごすことになった 「知っている気がする」 と直感的に感じる古い屋敷「湿っ地屋敷(しめっちやしき)」を見つける。 ネタバレ注意 あらすじを詳しく知りたくない人はやめてへ マーニーとの出会い 杏奈は近所に住む信子と七夕祭りに参加することになる。 七夕の願い事の件で信子と喧嘩し、杏奈は逃げ出してしまう。 杏奈は湿っ地屋敷の入り江の対岸へと逃げ、そこにあったボートで屋敷を目指す。 途中でオールが動かなくなってしまう。 マーニーに助けてもらう。 マーニーとの楽しい時間 それ以来、杏奈はマーニーと名乗るその少女と共にピクニックやパーティーを楽しむ。 普段は感情を表に出さない杏奈でも、マーニーといる時だけは表に出すことが出来た。 突然とマーニーは杏奈の前から姿を見せなくなる。 さらに、湿っ地屋敷には新たな住民彩香が引っ越してくる。 マーニーとの再会を別れ 杏奈はマーニーと出会うことが、互いの悩みを打ち明けあう。 マーニーの悩みはサイロが怖い事。 「私マーニーを助けたい!」杏奈は決意する。 克服するために2人でサイロに行く。 2人は疲れ果てサイロの中で眠るが、杏奈が目覚めるとそこにはマーニーの姿が無かった。 夜のサイロに置き去りにされてしまった杏奈は怒り悲しみ嵐の中を走り発熱してしまう。 夢の中で再会したマーニーから別れを告げられ許しを求められる。 杏奈はマーニーを許し、永久にマーニーのことを忘れないとを約束する。 マーニーは、微笑みながら白い光の中へと消えていった。 マーニーの真実を知る 「湿っ地屋敷」の絵を描いている絵描きの「久子」から「あなたもマーニーに会ったのね」と打ち明けられ、祖母マーニーとの思い出話を教えてもらう。 「思い出のマーニー」の秘密の答え マーニーが誰だったのかについて諸説あります。 ひとりぼっちじゃなかったんだ」がその秘密の鍵になっています。 家族に捨てられていたと感じていた杏奈。 祖母マーニーの少女だった頃との心の交流を通し、祖母マーニーが杏奈の事を愛していたとわかり自分が捨てられた訳じゃなく「ひとりぼっちじゃなかったんだ」と感じた。 また、今回の映画は、ダブルヒロインである事。 「二人の少女」が「ひとりぼっちじゃなかった」ということが制作側の作品に込めたかった事だと思います。 杏奈とマーニー(少女時代)の心が、マーニーの育った家という場で時空を超えて交流をしたと考えるのが一番ピッタリくるのではないでしょうか。 「思い出のマーニー」の登場人物 佐々木杏奈 ささき あんな 声:高月彩良 本作の主人公。 北海道札幌市在住。 12歳の中学1年生。 喘息を患っている。 黒目は青がかっている。 頼子は血の繋がっていない母親。 「借りぐらしのアリエッティ」をご覧頂きありがとうございました😊来週は「2週連続夏はジブリ」トリを飾る「思い出のマーニー」をお届けしますぅ😆 米林宏昌監督作品、明日新生スタジオポノックから「メアリと魔女の花」が公開になる監督の前作をぜひ是非ー😆💓 — スタンリー@金曜ロードSHOW! 金髪で青い目の少女。 佐々木頼子(ささき よりこ) 声:松嶋菜々子 杏奈の血の繋がっていない母親。 大岩セツ 声:根岸季衣 清正の妻。 頼子の親戚。 老婦人 声:森山良子 ばあや 声:吉行和子 マーニーが住んでいる「湿っ地屋敷」の老家政婦。 久子(ひさこ) 声:黒木瞳 「湿っ地屋敷」の絵を描いている絵描き。 さやか 声: 杉咲花 「湿っ地屋敷」に引っ越してくる少女。 「メアリと魔女の花」では主役で登場。 山下医師 声: 大泉洋 杏奈の主治医。 十一 声: 安田顕 美術教師 声: 森崎博之 紳士 声:戸次重幸 町内会役員 声:音尾琢真 思い出のマーニーの評価 受賞歴 第38回 日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞 優秀賞 第32回 シカゴ国際子供映画祭 最優秀アニメーション作品賞 「思い出のマーニー」の舞台 原作小説の舞台はイギリスのノーフォーク州にある海辺の村リトル・オーバートン。 しかし、この村は実在せず、同じくノーフォーク州にある海辺の村Burnham Overyがモデルとなっている。 ジブリ映画での舞台は釧路湿原の「藻散布(もちりっぷ)沼」です。 「思い出のマーニー」の映画のロケ地 ジブリ映画「思い出のマーニー」のロケ地は釧路湿原の「藻散布(もちりっぷ)沼」です。 宮崎駿監督は当初は北海道ではなく瀬戸内を推していたようですが まとめ 「思い出のマーニー」は何度も見ていただくと伝わってくるのですが、祖母と孫の愛情が描かれた物語です。 二回以上も見直す事をお勧めします。 何度も見直す事でマーニーと杏奈の心のつながりがわかってきます。 米林監督の「メアリと魔女の花」も絶賛上映です。 ジブリの製作部門解散後のジブリの映画製作の最後の後継者と言われている米林監督のジブリ時代の作品を何度も楽しんでいただければ幸いです。 本文を書くにあたって参考にした文献:wikipedia.

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思い出のマーニーのネタバレとあらすじ!声優キャストもご紹介!

思い出 の マーニー ネタバレ

何度か「思い出のマーニー」を観ているのですが、ちょっと気になったのはサイロでの出来事です。 マーニーの正体も気になりますが、どうして和彦(かずひこ)が突然出てきたのでしょう? 謎が多いとされる「思い出のマーニー」です。 サイロの解説と和彦が出てきたシーンを考察してみました。 これより先はネタバレになります。 まだ映画をご覧になっていない方は注意してくださいませ! 最後まで読んでいただけると嬉しいです。 思い出のマーニーの内容ネタバレ! ジブリの『思い出のマーニー』 宮崎駿の監督作品でないため、若干、知名度が低いようですが、米国アカデミー賞にもノミネートされており、海外での評判も高いようです。 監督は『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌。 — Rakia2018 rakia2018 ネタバレをする上で欠かせないのが杏奈とマーニーの関係です。 杏奈とマーニーは孫と祖母であることが映画の終盤で描かれています。 夏祭りに村の子供である信子から、目の色が青いことを言われているシーンで、「あれ?もしかして・・・」と思った方もいるのではないでしょうか。 マーニーの父が外国人で母は日本人らしい容姿をしています。 ということはマーニーはハーフであり、孫にあたる杏奈がクォーターとなりますので、目が青いというのもうなずけるものです。 ただ、杏奈自身にしてみれば言われたくないことだったようでした。 映画を見た人からの評判で意味がよく分からないいう声がある すでに亡くなっている祖母が若い姿で杏奈と出会ったり話したりすることは現実からかけ離れています。 白昼夢・幽霊・タイムスリップ説ではないかという声がネットに上がっていますが、 こういった原因は何故マーニーが杏奈と出会ったのかという説明が映画で語られていないからです。 (調査したところ原作でもはっきりとした説明はされていないようです) 説明されていないので、映画を見ても内容が難しく思えるのではないでしょうか。 人によっては消化不良のように感じるのかもしれません。 この映画は、最初から最後までしっかり観てないと、散らばっている伏線を見落としてしまうような気がします。 (私は2回観て「なるほど!こう言いたかったのか!」と思ったりしました) 前置きが長くなりましたが、解説へと進みたいと思います。 「思い出のマーニー」マーニーの正体は? サイロのシーンを語る上で、マーニーの正体にも触れたほうが分かりやすいと思ったので、和彦よりも先に解説させていただきます。 マーニーの正体は空想の人物です。 これは杏奈自身が語っています。 「マーニーは私が作り上げたの。 空想の中の女の子」 湿っ地屋敷に引っ越してきた彩夏(さやか)と出会い、マーニーについて問われ時に出てきたセリフでした。 では、マーニーの正体について考察したいと思います。 物語全体を通して考えてみても、杏奈は祖母であるマーニーの顔はおばあちゃんの時の姿しか知らないと思うのです。 (おばあちゃんと一緒にアルバムを見たということも考えられますが、映画にはそのような伏線はなかったので外します) では、どうしてマーニーの姿形は金髪であったのか。 人形がモデルであると推測します。 では、空想の人物が偶然にも祖母の名であるマーニーという名前が付くでしょうか? それは物語の終盤で、杏奈を引き取って育てている頼子から受け取る写真に答えがあると考えました。 施設から養子へともらい受ける時に、杏奈が握りしめていた写真だという説明があります。 杏奈が初めて見た時の湿っ地屋敷を「知っている気がする」と呟いていました。 湿っ地屋敷を見たことにより、杏奈の潜在意識が働いてマーニーという空想の人物を作り上げるきっかけになったと思います。 空想の人物と言ってもマーニーの表情は豊かで好奇心旺盛。 杏奈は何を元にマーニーという人物を作り上げたのか仮設を立ててみました。 祖母であるマーニーが自分の過去を語った記憶を元に形成• 杏奈が作り上げた理想像 2つの要素がマーニーという人物を作ったのだと思われます。 理想像というのは、サイロに行く前にお互いの境遇を打ち明けたシーンにあると考えています。 マーニーと過ごす出来事は祖母であるマーニーから聞いた実話を再現していますが、以下のシーンは杏奈が無意識に作り上げたものだと思います。 杏奈は役所から自分の養育費の割合が増えるという書類を見てしまった。 本当の子供だと思うならお金を受け取らない。 と胸の内にあった感情を吐き出しています。 一方で、その話を聞いたマーニーは「養女にしてくれたお父様やお母様こそ本当に親切な人なんじゃないかしら」と言っています。 つまり、マーニーの言うように、杏奈は育ての親には感謝している。 そういうふうに言えるマーニーのようになりたいと思う表れなのではないでしょうか。 マーニーの正体についてまとめると• 祖母の昔話が土台となっている• 姿形は杏奈が持っていた人形がモデル• 自分の理想像 というのが組み合わさって空想上の人物=マーニーができあがったと思われます。 「思い出のマーニー」サイロに和彦がいるのはどうして? サイロのシーンをざっくりとおさらいをします。 先に行ってしまったマーニーを追いかけてサイロへ杏奈が入ります。 はしごを登ってみるとマーニーが恐怖で震えていました。 何故かこの時にマーニーは誰かのコートを羽織っているのですが、杏奈は気にする様子でもなく、サイロを出ようとマーニーの手を引きます。 雷雨が激しくなり、マーニーが動けないほど怖がったため、サイロにとどまることにしました。 身を寄せ合って杏奈が目を閉じると、子守唄から始まる回想シーンがはじまり年老いた杏奈が小さな子を寝かしつけています。 「そうやって一晩中サイロの中にいたの。 私は怖くてたまらなかった。 そこへおじいさんが来たの。 よーく頑張ったと励ましてくれた」 寝かしつける回想シーンが終わったあとに、和彦がマーニーを迎えに来ました。 そして一緒にサイロを出ていくのです。 以上がサイロに登場する和彦のシーンとなります。 では、解説と考察に入ります。 注目したいのがシーンの切り替わりです。 和彦が出てきたのは、祖母であるマーニーが杏奈に昔話を聞かせたあとのシーンです。 杏奈が目を閉じてから子守唄が流れてきたので、眠りに入ったのではないかと考えました。 つまり、杏奈が幼い頃の記憶を具体的に夢となって出てきたと思うのです。 杏奈は夢を見ている立ち位置なので、マーニーと和彦の姿しかなかったというわけです。 この回想シーンで気になるセリフがありました。 「よーく頑張ったと励ましてくれた」 と、幼い杏奈に話しているマーニーの言葉です。 ということは、和彦はサイロにマーニーがいるのを承知していて、日が昇った早朝に迎えに来たということだと感じました。 (マーニーと和彦が出ていこうとしているサイロの出口が眩しさを印象づけたものでした。 このことから早朝と推測) サイロにいたマーニーが羽織っていたコートは和彦のもので、夜の寒さをしのぐためにあらかじめ渡したものだったのでしょう。 マーニーさんという存在は、杏奈さんが現実世界での生活に意識を向けると消えてしまいます。 金曜ロードショーの公式Twitterで「 マーニー さんという存在は、杏奈さんが現実世界での生活に意識を向けると消えてしまいます」と呟いています。 向き合わなければならないと言う。 いっしょうけんめいやってみたけど、やっぱりプルートはこわい。 和彦があたしをサイロにつれて行こうとする。 私はぜったいに行かない。 あの人があのことでわたしをからかうのをやめてくれればいいのに・・・ この内容から考えられるのは和彦が「怖かったら克服するしかない」とでも言ったのかもしれません。 (幼馴染に対してかなりのスパルタな感じがします) 嫌がるマーニーをサイロに連れて行ったと思われますが、回想シーンで杏奈に聞かせた昔話を照らし合わせると、最終的にはマーニーも納得してサイロに入ったと思われます。 ちなみにプルートとは湿っ地屋敷で飼われていた犬のようです。 ジブリ映画では説明はありませんでしたが原作にあるようです。 マーニーがサイロを怖いと思うのはどうして? 「悪い子はサイロに入れられる」 というマーニーの台詞があるので、小さい頃から言われ続け恐怖心を植え付けたと思います。 湿っ地屋敷ではお手伝いは2人います。 マーニーは彼女らのことを「ねえや」と呼んでいます。 そのねえやたちが、ばあやの指示によってサイロへ入れられそうになります。 サイロに付いた途端に雷がなり始め、驚いたねえねたちはマーニーを連れて屋敷に戻るのでした。 両親たちは家に戻ってくることは少なく、使用人によるマーニーへの嫌がらせもありました。 「ばあやはいつも機嫌が悪いの。 誰もいじめていると思わないでしょ。 ねえやたちは怖がらせることが好きなの」 言うことを聞かないとサイロに入れられると刷り込まれ、嫌がらせを受ける人達によってサイロへ連れて行かれるのです。 幼い子が恐怖心を抱くのも当然かもしれません。 サイロでマーニーがいなくなったと気づく杏奈の考察 マーニーがいなくなったことで「あなたまで私を置いていった」と泣きながら走るシーンがあり、回想で杏奈が祖母であるマーニーの葬式に参列している様子が描かれています。 回想ではただ人形を抱きしめるだけで、大人たちの無責任な会話が耳に入るのをじっと耐えています。 行く先のない当時の不安な気持ちと、1人にしないでと言いたかったのをずっと我慢していた表れではないでしょうか。 また回想には雷の音に部屋の中で杏奈が耳をふさぐシーンもあります。 こちらについては、恐怖でこの場から逃げたいしたいと思う気持ちも含まれていると感じました。 杏奈が泣きながら走っていたのは 空想はひとりにされたという喪失感と、置き去りにされた悔しさと悲しみ。 現実として雷が苦手なのでこの場から早く立ち去りたいと思う恐怖 という感じではないかと思います。 マーニーと杏奈の別れ 杏奈の夢の中での出来事となります。 杏奈は自分が置いていかれたとマーニーを責めますが、マーニーはこう言いました。 「そんなつもりじゃなかった。 だって、あの時、あなたはあそこにいなかったのだもの」 確かにサイロのシーンでは杏奈のことを和彦と呼んでいたことが多々ありました。 空想とはいえ杏奈はサイロでマーニーの隣にいました。 それをいなかったというマーニーにどうしてだろうと思いました。 このシーンについては伏線があまりなくて、サイロでの一連の流れを踏まえた考察となります。 マーニーは杏奈が作り上げた理想像です。 いわば「なりたかった自分」でもありました。 サイロを出て「1人にしないで」と泣き叫んだのが杏奈の本当の気持ちです。 この様子は自分の気持を受け入れたと考えていいのではないでしょうか。 また雷が怖いから走ってサイロから出るというのも本当の気持ちです。 自分の気持を感じた杏奈に、理想像としてのマーニーの役目が終わったこをと指していると思われます。 マーニーが「許してくれると言って」とはどういう意味か 湿っ地屋敷でマーニーが自分の部屋の窓から杏奈と言葉を交わす最後のシーンです。 ここまででマーニーは杏奈が作り上げた理想像であり、なりたかった自分でもありました。 つまり、自分自身を許してあげる意味合いがあるのではないでしょうか。 マーニーにサイロへ行く前、自分の境遇を話した時に「わざと死んだんじゃないって分かってるけど、私を一人ぼっちにして許せない」といったセリフがありました。 マーニーの「許してくれると言って」というのは、それは祖母や両親のことではなく、自分を責めている杏奈に対して言ったことだと思うのです。 杏奈自身が自分を許すということは、昔のことも含まれますが現在の環境もひっくるめて自分の感情を受け入れるということだと感じています。 「もちろんよ、許してげる!あなたが好きよ!」の辺りや、マーニーが最後に手を振る演出で、ウルッと来ますよ〜…。 最後まで見て「あなたのことが大すき」のキャッチコピーの意味がわかるんですよね、思い出のマーニー良い映画でした — ナベ nabe4242 今まで鉛筆画が多かった杏奈の絵ですが、変化があったと分かるシーンがあります。 破られた日記を持ってきた彩夏に会うため部屋をあとにします。 育ての母の頼子に送るハガキが映るのですが、色彩で描かれていました。 杏奈が色を付けるという行為が、自分を受け入れて前へ進もうとする杏奈の気持ちが表れていると思います。 最後まで読んでくださりありがとうございました!.

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